関東ロームは関東地方の地表に広く分布する火山灰土壌であり、路上、野外および屋内のダストを想定して規格化された。
但し、一旦800℃で焼成後に粒子径分布を調整されるので天然の関東ロームとは組成、構造等が若干異なる。
7種、8種、の粒子径分布はSAE推奨規格のACダストのCoarseとFineに近似しているが使用材料を異にするのでデータの互換性は無い。
主に自動車部品、換気用エアフィルター等のろ過性能試験及び対じん、耐摩耗試験に用いられているが、最近では屋内外の通常の環境にある粉じんを標準化した試験用粉体として、各種試験に用途が広がっている。
自動車用部品、屋内外作動機械?部品、電気?電子?磁気関連製品、他に対する摩耗試験、耐久試験等
各種の汚れ試験、浄化試験のためのダスト、コンタミナント
自動車用エアー、フュ-エルフィルター、換気用エアフィルター、その他気体、液体の清浄化機器の性能試験
概観:褐色
粒子形状:不規則
吸湿性:なし
化学的:安定
JIS Z 8901
*使用材料:関東ローム(焼成品)
*粒子密度:2.9~3.1g/cm3
*化学成分
成分 | 質量百分 % |
SiO2 | 34~40 |
Fe2O3 | 17~23 |
AI2O3 | 26~32 |
CaO | 0~3 |
MgO | 0~7 |
TiO2 | 0~4 |
強熱減量 | 0~4 |